展示会終了後に送るべきお礼メールとは
- 公開日|
- 2025.07.11
- 最終更新日|
- 2025.07.11

展示会や見本市などのイベントに出展した際には自社ブースを訪問してくれたお客様に向けて「お礼メール」を送信しますが、この「お礼メール」の良し悪しが、展示会出展施策の成否のカギを握ると言っても過言ではありません。
展示会で自社のブースを訪れた人には、展示会当日から翌営業日中、なるべく早くお礼メールを送りましょう。
お礼メールを送ることで、自社のことを思い出してもらえる、その後の具体的な商談につなげられるなどさまざまなメリットがあります。
メールを作成する際は、顧客の確度に合わせて、次のアクションにつながる内容を簡潔に記載するのが重要です。
この記事では、展示会お礼メールの目的やポイントについて解説をします。ぜひこの記事を参考に、商談や成約につながる効果的なお礼メールを作成してみてください。
目次
展示会収容後にお礼メールを送る目的
展示会出展後は名刺交換をした相手をその後のアプローチにつなげるために、早めにお礼メールを送り、会期終了後に自社のことを思い出してもらいましょう。
特に、興味や関心の高い相手に対しては早急にメールを送ることで、相手の熱意が冷めないうちに商談につなげられる可能性も高まります。
展示会後のお礼メールには、大きく分けて以下の二つの目的があります。
1.自社の印象を強化する
展示会出展の目的の一つは自社製品の認知度向上にありますが、展示会を訪れる人は一日に多くの企業のブースを見て回るのが普通です。お礼メールを送ることで、自社の存在を改めて印象付けすることができます。
2.営業フォローにつなげる
お礼メールを送るもうひとつの目的は、その後の営業フォローにつなげるきっかけにすることです。展示会場では多くのお客様がご来場されますが、混みあう時間帯などでは接客できずにスルーさせてしまったお客様も多いでしょう。またノベルティだけいただいてお帰りになったお客様もおられると思います。そうしたお客様は潜在的な顧客層として掘り起こす価値があります。一方ですべてに電話をかけるには多大な労力が発生するためお礼メールを上手く活用して、掘り起こすきっかけを作るのです。
展示会収容後にお礼メールを送るメリット
お礼メールは、展示会で見た自社名や自社の製品を思い出してもらうリマインダーの役割が大きなメリットですが、ただお礼文と製品紹介するだけでなく、LPやアンケートと組み合わせることで潜在顧客を掘り起こすことができればそれが最大のメリットになるでしょう。
展示会収容後のお礼メール作成時のポイント
自社以外にも多くの企業が、展示会後には来場者へお礼メールを送っています。たくさんのお礼メールの中で埋もれず、相手にきちんと読んでもらうためには、次の4点を意識しましょう。
時間を置かずに送信する
お礼メールを送るのは、来場者に自社のことを思い出してもらい興味を持ってもらうためです。まずはスピーディーに送付することです。時間が経てば経つほど訪問者の記憶は薄れていってしまいますので、展示会終了後、極力時間を置かずにお礼メールを送信するのがポイントです。可能であれば当日のうち、遅くとも展示会終了後3営業日以内に送信できるとベストです。
そのために名刺やアンケートで集めた情報は速やかにデータ化しておく必要があります。
シンプルでかつ印象的なタイトルを付ける
お客様には多くの企業からお礼メールが届いていると考えた方がいいです。
そうした大量のメールに埋もれてしまうことがないよう、パッと目につく印象的なタイトルを心掛けましょう。
タイトルの付け方にはいくつかありますが、タイトル部分に社名や製品(サービス)名を入れ、お礼メールであることがわかるようにする方法があります。
- XX展ご来場のお礼/株式会社○○
- 【製品名】ご来場のお礼/株式会社○○
- 【株式会社○○ |製品名】(展示会名)ご来場のお礼
お礼メールにWEBを組み合わせる
お礼メールを送るなら単なる御礼とHPのTOPページへのリンクはやめて、目的を決めて送ると意味のあるものになります。
営業フォローをする予定のS、Aランクの来場者に御礼メールを送っても意味がありません。B、Cランク客のリード維持と掘り起こしに目的があります。
「展示会場では詳しく話が聞けなかった」「気になっていたけど他を優先してしまった」などの可能性もあります。
そこで、出展した展示会専用のフォロー用LPを用意しておき、お礼メールからリンクさせます。
LPには展示した製品の紹介やカタログダウンロードの他、プレゼント付アンケートやメルマガ配信申し込みリンクなどを設けておくことで潜在顧客を掘り起こすことができます。
展示会収容後のお礼メール送信後にすること
リードを維持するならメルマガが適しています。
一度きりのお礼メールではなく継続的に送れるようにしておきます。
その本質的な狙いは、将来的に有望顧客となってくれるよう教育、啓蒙することにあります。
ご来場されたお客様にはメルマガ配信を登録しましょう。
また、お客様企業が大きな組織の場合、展示会に来場した担当者の上に決裁者が社内に存在するはずです。展示会場で担当者は実際に見て説明を聞いて気に入っても、社内決裁者に対する説明がチラシ1枚では、魅力は正しく伝わらず決裁に至りません。
そこで、決裁者に情報を伝える手助けとなるWEBコンテンツを用意しておくと良いと思います。
決裁者に情報を伝えるWEBコンテンツを用意しておき、一般の人からは見れないような場所においておくと良いでしょう。
いかがでしたでしょうか?
貴社の展示会出展時にお役立てください。